みちしるべ

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バイク病 ~若いころのバイクは麻疹みたいなもの、じゃあ年取ってからは?の件~

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2輪の免許をとってからはや32年。

はやいものだ。

 

バイクに乗ったのが高校生のころ、

親戚の叔父のうしろに乗せてもらい

筑波サーキットなでつれて行ってもらった。

 

叔父は、クルマ、バイク、ラジコンなど

いわゆる男の子が好きなジャンルを

もれなく趣味にしていたひとなので

僕ももれなく影響を受けて育ってきた。

 

じめて乗った750ccのバイクはとにかく速い

異次元の乗り物で、

とりこになるのには時間がいらなかった。

 

バイト先の先輩も400ccを乗っていたし

僕のまわりに「バイク」というカテゴリーが

集まってくるので

それまでのただのバイトが

免許を取るためのバイトに変わったのは

言うまでもない。

 

ちょうどそのころから6~7年くらいは

250ccのレーサーレプリカブームで各メーカー

がかなりチカラを入れていた。

バイク雑誌も店頭に多く並んでいた時代。

 

仲間と「バリバリ伝説」、「キリン」などの

バイク漫画に熱中し、「バリバリマシン」、「バトルマガジン」などの

投稿雑誌を読みあさり、

バイク談議に時間もわすれて花咲かしたものでした。

 

そんな会話の中でよく出てくるのは、

「クルマ」 のこと。

「バイクと車はどっちが速い?」っていう

話題はしょっちゅうなのだが

当然バイクのほうが速いっていう人間が大半の中で

「クルマのほう」っていうやつが出てくる。

またクルマの免許をとったやつは

冬は親の車にのって登場するやつもでてくる。

そうなると、

やれ 根性がない、

やれ 裏切ったなどと

なるわけだが

あの頃はそれだけ純粋にバイクが好きだったということ。

どこかの漫画で

「若いころのバイクは 麻疹みたいなもんだからなあ」

って言ってたよ。

 

当にバイク漬けの生活。

そのころ、チームのブルゾン作るって話が浮上。

スポンサーは叔父。

背中にデザインをしたのは僕だった。

すべて手書きで

バッファローのシルエットと

ちゃんとしたフォントでチーム名を描き

店へもっていってプリントしてもらうってことをしてた。

じつはデザイン仕事の第一号はこれ。

自分のデザイナーとしての原点はここだったんだ。

 

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からしばらくして仲間とは疎遠になり

別々の人生を歩んでいくなかで

バイクにまたがることもなくなってきた。

一生懸命やってきたことだから忘れないようするけど

やっぱり一緒に楽しむ仲間がいないと

いまいちもりあがっていかないんだよね。

このまま忘れてっちゃうのを防ぐために

またバイクを所有するっていうのもまだ厳しい。

だからせめてもの気持ちでビッグスクーター

今はガマンしている。

 

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父がまたバイクを買った。

何年も遠ざかっていたのに

復活だ!  忘れてなかったんだ!

 

「見にこい」っていうからすぐ行った。

あのころとは違う大人なバイク談議。

そして気持ちはあのころに一気にさかのぼる。

カラダがあつくなってくる。

ひさしぶりだ。心地よい。

時間を忘れてとりこになっていたあの頃がなつかしい。

 

「あの時作ったブルゾン着て乗ってるぞ」って叔父。

またさらに胸が熱くなるのを感じたのと同時に

自分が情けないなって気持ちと

申し訳ないなって気持ちがわいてきた。

 

近まわりで少しずつ"バイク"ってカテゴリーが

近づいてきている。

このまえも仕事場で若い子が                          

[はじめてバイク買って、こんどの〇〇曜日、

納車なんです。」

って言ってたのが

すごく若く、うらやましかった。

 

この歳になってまたバイクに対しての熱が

復活しつつある。

種火は消えてなかったみたい。

 

「年を取ってからのバイクは不治の病だって」

 

どっかの漫画がいってたのを思い出した。

 

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