アニメのちから ~むかしはこんな時代想像もしなかったの件~
今、 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 が大ヒットしていますね。
なんでも2021年2月期営業収入で1860億円!になる見通しだそうです。
国内の上映映画歴代興収ランキング1位にもなったそうです。
右向いても左向いても"きめつ"、"きめつ"。
ほんとに見ない日、
見ない場所はない感じですよね。
うちの子達も映画は公開初日にいってましたよ。
2つ年上の仕事場の人も行ってましたね。しかも一人で。(そういうキャラじゃない人なんですけどね。)
そんな感じでまわりにも見に行っている人かなり多くてびっくりです。
それにみんなが「おもしろかった!」って言うんですよね。
これってすごくないですか?
だいたい映画とかって興味とか分かれるところだから「いまいちだった」って言われることが半分くらいはあってもよさそうなんですが、
鬼滅の刃はちがう。
おもしろかった!ってみんな言うんです。
30年以上まえはいわゆる"オタク"っていうカテゴリーがあって
いまいち世間に認められてないというかはじかれているというか
そういう人たち"オタク"="アニメ好き"という式があったように思えます。
あのころTVで"宅八郎"ていうタレント?が「オタクの代表」みたいな感じで出てました。ロン毛でよれよれのシャツ、それと紙の手さげ袋っていうビジュアルがかなり強烈であのイメージが強かったからあんまりよくは思われなかったのかもしれませんね。
だからアニメが好きでも大きな声で「アニメが好き!」とは中々いえなかった人も
多かったんじゃないかなと思います。
とはいえ「アニメ」は昔から多くの人に愛されてきて、育ってきたからこそ「鬼滅の刃」みたいな作品がうまれ、みんなに受け入れてもらっているのかなと思います。
とくにストーリーがホントにしっかりしている作品が多いですよね。
喜びやうれしさはもちろん、悲しみや絶望感・劣等感まで(ちょっと小さい子供が見るのにはしんどいかなていうものも)描かれていたり。
でもそこから立ち上がるというか挽回していくストーリーにもなっていたりするので、"自分に置き換えてチカラをもらえる"みたいなことはよくありますよ。
それだけ今の「アニメ」っていうのは生きていくうえで必要なもののひとつになっていっているのかなと思うわけです。
残酷なシーンなんかはさすがにちょっと子供には・・て思う時もありますが、
物語を通して考えると大切なシーンだったなとおもうこともあるのでそういった意味では勉強のひとつにもなっているわけです。
今や「アニメ」は端に娯楽の枠を破り、教育だったり指針にもなるしっかりとしたメディアのひとつになっているんだなと思います。これはこのコロナ禍でも十分にチカラを発揮することは間違いないでしょう。