フォントの話~いつも山ほど時間がかかるの件~
今日は一日中ロゴ制作づけでした。
中でもきょうはロゴタイプ、
文字の部分の検証。
まだまだ、未熟者なので
コレが一番時間がかかってしまいます。
答えが出ないし・・・
思い起こせば約25年前
仲間とバイクチーム(暴○族じゃないよ)
を作っていたころ
カッティングシートを切り抜き
ヘルメットやバイクのカスタムをしてました。
ぼくはプロレーサーのレプリカ
を作りたかったから
トレーシングペーパーを駆使し
スポンサーロゴを写して作ったりしてたのを
しょっちゅうやっていたのを覚えています。
そんなころカッティングシートを切り抜いているとき
一文字、一文字になったステッカーをみて
違和感でした。
それは微妙に小さかったり、大きかったり、
切り抜く時のミス?かなって。
途中でなくなった文字をまた作ろうとしたときとに
形が微妙に変?とか
でもそれらは並べてみるとしっくりくる。
あの頃はなんでだろうくらいにしか
思ってなかったけど
今わかりました。
書体にはさまざまな計算、ルールのうえに
成り立っているという事です。
和文書体では同じマスのなかに
文字がひとつ収まっていて
縦横ともにマスの中心がそろうように
並ぶ設計になっています。
欧文書体は字幅は文字ごとに異なっています。
そして基準線があり
それをもとに高さがそろえられていて
すべての文字がベースラインを基準に並ぶ設計
になっています。
また文字組をする際、組み合わせによっては
文字の間が広く見えるのでバランスをとるように
調整が必要になっています。
また錯視で大きく見えてしまう文字は
すこし小さく調整するなんてこともしているのでした。
もっともっと文字にはルールや工夫があり
先人、開発者の思い、アイデアが詰まっています。
種類も豊富にありいろいろな顔をもった
もののひとつなので
最高のひとつを見つけ出すのはむずかしいですが
デザインをしていくうえで、醍醐味のひとつ
なのではないでしょうか。
ということでいつもフォントの検証には
悩まされていますが、時間を忘れて没頭できる
作業のひとつに
きょうもなったのでした。